土曜日, 11月 01, 2008

派遣とかパートとか

今月は、割と休みが多くなるみたいなんで、一度ちゃんと考えてみようと思っていた事に取り組んでみようかと思う。

今まででもよくあったけど、途中までになってしまったり、自分なりの結論にすらならないかも知れないけれど、書いておかないと、何を考えたかすら分らなくなったり、書いているうちに見えて来る事もあるかもしれないし、書いてる途中で、思いついた事を元に調べてみたら分る事もあるのかもしれないので、やっぱり書かなきゃな、とも思えるんで、とりあえず。


きっかけになったのは、このシリーズ記事。

只今の職場、スーパーは、小売の現場ではあるけれど、物流業界でもありまして、又、私個人が物流業界には縁が深いばかりじゃなく、好きな業種でもあって、それだけに、色んな種類の不満も持っていて、あるよなー、分るなーと思う点もあれば、それはちょっと違うんじゃないの、と思うところもあれば、一面的に過ぎるんじゃないの、とか、まぁ、色々と結構具体的な形で思うところが沢山ある、とても興味深い記事だったのよ。

が、すぐに反応出来なかったのは、論点と思えるもんが自分の中でも拡散してしまうし、日雇い派遣とパートじゃ明らかに待遇も違うし、たぶん、求めているものも違うし、何より、私は日雇い派遣の現場の経験がなく――倉庫関係の仕事はそれなりにやってたけども、扱う商品がはっきりと決まっている倉庫だったので、かなりここで描かれてる、「なんでもあり」とは状況が違っているんじゃないかと思えたし、それだって、かなり昔の事なので、今はどうなっているのかは分らないのだ――現状をよく知らないから、迂闊な比較も出来ないしなーとか思ったら、「反応」て形にするのは、正しくないように思えて、だけども、共通すると思える問題点みたいのも、思い当たって、ふうむ。と、考え込んでしまって、考え込んだ状態から、考え込んだ事を文章化するにも至れず――なまじっか、実体験が伴っているので、ちょっとした感想のような書き方をするのが、難しかった――、そうこうするうちに、元々の文章の内容もぼんやりとした輪郭だけになっていってしまった。


何から書いていいのかよく分らないまま、とりあえず、私が一番困ったもんだと思っている事を最初に書く。

この手の、単純肉体労働は、給与の高さと仕事のキツさがあまり比例しない為に、「上手にサボれる人が得をする」って部分があるって事と、そうならないような仕組みを組織が上手に作っていない(ように私には思える)どころか、単なる「叱責」によってなんとかしようとしている部分があり、それが、そのまま生産性の低さに繋がっているんじゃないのかなぁ、て事。

もっともね、派遣と言えばこの頃の問題ぽいけども、パートやアルバイトの世界では、同一職種で同一賃金て状態には、これは、20年ほど昔、私が勤めてたバイと先の倉庫でも既にそうなっていて、退職後のお小遣い稼ぎだか、年金の足しだったのかにやって来ていた、そのぐらいの年齢のやや年配の女性が、「ここは、全員同じ賃金なのが<いいところ>だ」と言っていて――詳しくは聞いてないけども、年金を全額もらう為には、あまり沢山の給与は好まれないと言うか、多かれ少なかれ、当時でも、本人の事情によっては、正規職員になると困るような人が、結構入っていた――、なるほどねー、そんな考え方もあるんだなぁ、とは思いつつ、一方で、年配者が多い職場だと(当時は)若いもんは、幾分肉体的に負担の多い仕事をする事が多かったりもして、細かい事を言ったなら、これを「平等」と呼ぶのは何か違うんじゃないの?てな気分もあった。

ただ、同じ職場でずっと一緒に働いていたんで、楽してる人はそれなりに気を使っている部分もあって――職場にお菓子を持ってきて分けてくれたり、時々おごってくれたり、みたいな事――、少なくとも、あの現場では、それなりのバランスが取れてたように思う。

一方で、派遣みたいな、一見さんや、すぐに居なくなる人が多いような現場だったりすると、新しい人に「めんどいこと」や「しんどいこと」を廻してしまうような、アンバランスが生まれやすくなるんじゃないのかな、とも思う。

実際にそういったタイプの派遣の現場を体験した事がないから、何とも言えないけれど、何時くるのかも何時辞めるのかも判らない人に「教育コスト」はあまりかけたくないと言うのは、心情的にはある程度理解できる。

が、一方で、そんなコストはかけないくせに、ミスがあったら、ミスをした当人を叱責する事で「みせしめ」まがいの指導をしつつ、具体的な対処法を用意していない職場って、私の狭い体験だと決して少なくなくて、ひどい場合は、損失は「本人持ち」って場合まであった。

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