月曜日, 10月 13, 2008

仔犬物語

仔犬が、親や飼い主とはぐれて迷子になってしまう。

何も知らない仔犬は、川に落ちたり、他の犬や人間に追いかけられたり、時には親切な野良犬や人間に出会ったりしながら、旅を続け、仔犬ながらも、次第に逞しく賢くなってゆく。

そして、とうとう、懐かしい我が家が見えたのだ。

遠くで飼い主が手を振るのが見える。一声吼えて、そこに向かって緑の大地を駆け出す仔犬。

てところで、ストップモーション。楽曲が流れてエンドロール。

無事に戻れてよかったなぁ、逞しくなったもんだなぁ、と、映画館の座席に座った私は、胸を撫で下ろした。

と言う夢を見た事があって、夢の中で映画やTVを見ている、と言うんじゃなくて、夢の中身が当初は全て「仔犬物語」だけで、ただ仔犬の行動を見続けてるの。

夢を見ている夢を見る、ってのはそれまでも時々あったけども――つーか、金縛りに合う時なんかは、起きても起きても夢の中、て感じですごく消耗する――、「私は映画を見ていた」と夢の中で気がついたのが、ストップモーションがかかった時で、それから、夢の中で、今まで見てたのって映画やったんやなー、と思い直して、それから、夢の中で、そろそろ(映画館を)出ようかな、みたいな事を考えたあたりで、何だか覚醒して来て、おおっ!?と思ったところで目が覚めた。

まさ、上に書いた「仔犬物語」のストーリーの詳細は結構後付やねんけども、川に落ちて犬掻きするシーンとか、緑の芝生みたいなとこで駆け出すシーンとかは、思い出せたりするねんな。後、映画館だと気がついた時には、「仔犬物語」ってタイトルも既に「知って」たりするのも夢の不思議。

にしても、「ストップモーション」が出る瞬間まで、ずっと犬が主人公の夢を見てて、あそこで、一旦犬のお話から覚醒して、その後、映画館に居る私から覚醒する、てな、入れ子になったややこしい夢。かし、何で犬だったんだろ?

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