日曜日, 9月 21, 2008

ふつーのおばさん

あはは。なんだかなるほどなぁ、とか思った。

いやね、パーセンテージにしたら、必ずしも多くはないんだろうけども、頻度を考えると、それなりに行き当たるて感じかなぁ。と。

ここでは、具体的な事例が書かれてないから、私が想定している「単に自己中で偉そうでずうずうしいだけのふつーのおばちゃん」てのとはちょっと違うのかもしれないけども、ほんちょっと前にダンナが行き当たって、やれやれ、と思ってたら、そのつい後に私も当って、まぁ、居るよなーと思った「単に自己中で偉そうでずうずうしいだけのふつーのおばちゃん」のお二人について、ここでちくってしまう。

ダンナの方は、今月初めぐらいかなぁ。

だ「今日なぁ、ごっつ図々しいおばはんにおーたんやぞぉ」
く「へっ、そうなん」
だ「ワシらが、仕事で墓の周りの草刈りやってたらなぁ、側通ってたおばはんがなぁ、つい隣やから、ついでにウチのも刈っといて、て。ワシら給料もろて決まった場所刈ってんねんで。傍におったヤツもあほか、て」
く「あらら、まぁ、なんなんやろねー。まぁ、隣組の感覚なんやろかねぇ。自分が草刈りしてる時は周りも刈ってるから、とか思たんかなぁ。うーん。いやはや」

たぶん、悪意はまるっきり無いんやろなー、てのは、想像つくけども、なんだかなぁとはどうしても思ってしまう。

もっとも、うちの職場(スーパー)も仕事柄、色んなおばさんのお客様――それこそ、ふつーにメインターゲットよねw――が来る訳で、「TVのアレはどこ?」みたいな事聞かれたりするのは、これはもう日常茶飯事の範疇でありまして、お客様に恥をかかせないように「TVのアレ」を聞き出すのも仕事のうちではあります。

が、こないだのは、ちょいと想定外。ちょっといいかしら?と声かけられて、作業の手を止めてそちらを伺う。お客様最優先なので、事前に心がけるのはもちろん、声かけられたりしたらば、必ずそちらを伺うし、ご案内もキホンその場所まで。

お客様(のおばさん):今日ね、ここの花屋さんにも全然置いてないし、ほんとに困ってたんですよ。で、見たら、ここにススキがあるじゃない。これ、頂けません?
と、示されたのが、お月見だんごのディスプレイに使ってたススキの事らしい
むーん。うちの売り場じゃない上に、ディスプレイて事は商品でもないだろうし、てか、お待たせする前に聞かなくちゃ
く:少々お待ち下さい。担当者に聞いてきますね。
で、担当者を探すに、一瞬びっくりしてたけども、
担当部署の人:うーん。あれねぇ…そうやねぇ、一人のお客さんに渡してしまうと、他のお客さんも欲しがるかもしれんし、そうやね、皆様にお分けする訳にはいかないので、これは差し上げられません、て感じで断ってくれる?
と言う事で、戻ってお客様に伝えたんやけども、もひとつ伝わってないみたいで、
お客様:だって、ふたつあるじゃない。ひとつなくなったって残るでしょう
そう来たかー、と、一瞬たじろいだけども、じゃあいいです、と言う訳にはいかない
く:ほんとうに申し訳ございません。これ以上は私の一存では決められませんし。申し訳ございません。

お客様の方は、それでも何となく不満そうだったけども、謝り倒して引き取って頂いた。

物腰は柔らかで言葉も丁寧だったから、「えらそー」てんじゃなかったけども、ハナから貰える前提だったみたいで、やれやれ、とは思ったよ。

年齢は、うちらよりも上やけど、おばあさんと呼ぶにはまだ早いって感じの人だったから、「近所の八百屋さん」のノリだったのかもしれないよなぁ、まさ、私が自営の小さな店舗のオーナーだったりしたら、気軽にお分けも出来たかもしれないよな、とも思ったけども、やっぱりなんだかなぁ感は残ったな。

うち帰って、今日はさー、みたいな事をダンナに話したら、こないだの事もあったから、おるよなぁ。歳とったら、だんだんそこら辺が鈍なるんかもしれんなぁ、てな話。

加齢の影響か、個人差なのかはかなり微妙なんじゃないかなぁ、とは思うけども、どんな部分にも営利「組織」が入って来て、かつ仕事が分業化したってな影響も少なくないのかもしれないな、とも思う。

ただねー、だからこそ、ある年齢以上の人とのギャップてのも、どうしても生まれてしまうんじゃないかな、とも思うし、そこら辺――世の中結構変わったのに、人はどんどん長生きになってるみたいな事――の影響考えると、「ああいう人だと思う」てのとは別の意味でも、諦めるしかない部分なのかもしれないよな、とも思う。

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