水曜日, 9月 10, 2008

大富豪について

うーん。色々違ってるように思えて、ただ、このエントリーのテーマとは直接関係ない事なんで、どうかなーと思いながら、とりあえずだらだら書く。

たぶん、このエントリーの元になってるのは、「人生のつまらなさ」と言う価値判断への違和感が始まりなんじゃないかと思うけども、その後で書かれている「大富豪」ってゲームの考察の部分が、ちょっと違うんじゃないかな、と思えて、何だか気になってしまった。

なんか、ドキドキして、しんどくなるのだ。もう、自分が勝つか負けるかで、神経をすり減らすのが、想像しただけでしんどい。このゲームは、勝つとより有利な条件に置かれ、負けるとより不利な条件に置かれる。そして、いつ終るかもわからず、延々と夜が更けるまで、ゲームは続くのだ。

このゲームが好き――と言うかゲーム的な要素のあるものは大抵好き――な私は、勝つか負けるかドキドキ(わくわく、かも)するのが面白い訳やけども、勝つか負けるかで神経すり減らすのが「しんどい」と言うのは、とても新しかった。私が「面白い」と思う部分こそが、「しんどい」場合もあるんだなー、と。

まぁ、これは、好き嫌いのお話。

気になったのは、後の部分。

 でも、ここでポイントなのは、私と友人は、「イヤだから、抜ける」という行動をとったということだ。あとで、旅行の参加者の一人が「自由気ままなヤツらだ」とあまりポジティブでない言い方で、私と友人のことを言っていたと聞いた。それくらいの、自由くらいは気軽に行使してもいいように思うが、カードゲームは集団で盛り上がることを前提にしているので、「抜ける」というのは「集団の秩序を乱す」ことなのかもしれない。もしかすると、カードゲームとは、相手の持っているカードを読み、集団の中で点数を競うという、コミュニケーションを求められる、社会的なゲームなのかもしれない。

これ、後で「自由気ままなヤツらだ」とポジティブじゃない評価をしたらしい参加者の一人の方に疑問を感じました。まぁ、全員一致の方がより異常な訳ですが、遊びの部分なのだから、参加も不参加もキホン自由でしょうよ、と。

大富豪は参加人数が決まっていて、誰かが抜けたら成立しなくなるゲームじゃないですよね。もしこれが、麻雀や、ツーテンジャックのように、決まった人数が居ないとプレイ出来ないゲームだったり、チーム対戦って形でゲームが進められていたり、あるいはスコアをつけて最後(と言うか回数を決めてその回の最後)にバツゲームがあったりするような形でのプレイだったとしたら、批判も多少はしょうがない部分があるんじゃないかと思うけども、単にそこに居る人たちでだらだら大富豪を続けるだけなのならば、抜けようが入ろうが特に問題ないように思える。

カードゲームは、元々「集団で盛り上がる」事は前提にしていないし、そもそも、カードの枚数には限りがあるのだから、参加人数は限られています(二人じゃ大富豪やババ抜きや7並べは出来ないけども、集団と言うからには、3人じゃないだろうと言うか、3人なら、2人抜けた時点で対人カードゲームは続行不可能)。

もちろん、点数を競うカードゲーム「も」あります。が、大富豪にはキホンそんなのはないです――ローカルルールが多いので、もしかしたら、そんな前提でプレイしていたのでしょうか?――。又、相手の持っているカードを読み、集団の中で点数を競うのに必要なのは「戦略」であって、「コミュニケーション」とはちょっと違うと思う。戦略的な駆け引きはあっても、政治的な駆け引きは殆どのゲームにはありません。

もちろん、集団で盛り上がる「手段」としてカードゲームを選ぶ場合はあるかもしれないけれど、それは手段の一つでしかない訳で、単純に好きじゃないゲームだからしなかっただけで、集団の秩序みたいな事を言い出す方がおかしいように思えました(あ、言ってはいないのか)。

対人ゲームで秩序を乱すと言えるのは、ゲームのルール(枠組み)を守らない事じゃないのかなぁ。参加するしないよりも、ここの部分を外した場合の方が、ゲーム上のコミュニケーションとしては問題アリじゃないかと思います。もちろん参加者全員が「何でもアリ」と言う「ルール」を共有していたらOKですが。

少なくとも、大富豪と言うカードゲームのあり方を考えると、大富豪に参加しなかったり、盛り上がれなかったりする事と、社会的なコミュニケーション能力とはあまり関係ないように思えます。

むしろ、この件が、コミュニケーション上の問題になる場合があるのならば、それは、大富豪で盛り上がれなかった事よりも、「みんなでいっしょに同じゲームを楽しむべき」と言う「空気」があったにも関わらず、それを読めなかった事になるんじゃないかと思います。

後、大富豪のルールが、資本主義的というお話ですが、「革命」と言うルールをご存知ですか?――私達がそれを知った時には、「高槻ルール」と言うローカルルール名でしたが、何時の頃からか、「革命」と言う名ので全国区になっていました――。フォーカードで、カードの順位が逆転すると言うやつです。ワンサイドから一気に転落したり、その逆も可能にする、面白いルールです。リアルじゃ易々革命は起こせませんが、大富豪だと結構あるんですよ。

最後に、私個人は、ゲームでは大抵盛り上がれますが、大人数でのおしゃべりがとても苦手で、「しんどい」と感じています。明らかにこっちの方がコミュニケーション能力的にはまずいんじゃないかとも思えます。又、そんな訳で(好きだというのが一番ですが)勝ち負け「だけ」を話題にしていられるゲームの方が、色んな人の色んなおしゃべりの話題についていくよりは、どちらかと言うと楽だと感じています。

#てか、トラックバックを送ろうと思ったけどもやり方が分からない。
#と言うか、そんな機能はついてるのだろうか?

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